こんにちは。
浜松市中央区の歯医者「高倉歯科医院」の歯科衛生士、鈴木と申します。
歯周病の治療で「歯ぐきの深いところのお掃除(SRP)」を受けた方、「治療が終わったのに、また次回も検査をするの?」と疑問に思ったことはありませんか?
今回は、SRPの後に行う「歯周組織精密検査(P精密検査・再評価検査)」について、わかりやすく解説します!
数回に分けて麻酔をしながら丁寧にお掃除をしたかと思いますが、これによって歯ぐきの炎症の原因となる細菌を大幅に減らすことができます。
SRPの後にやる「P精密検査」とは?
SRPの治療がひと通り終わった後(通常2〜4週間ほど間隔を空けてから)、再び歯ぐきの状態を細かく調べる検査を行います。これが「P精密検査(歯周組織精密検査・再評価検査)」です。

「P」とは歯科用語でPeriodontitis(歯周病)のこと。この検査では主に次の4つを確認します。
1. 歯周ポケットの深さ
目盛りのついた細い器具(プローブ)を歯と歯ぐきの隙間に入れて、深さを1歯あたり4〜6箇所測定します。
2. 出血の有無(BOP)
検査時に歯ぐきから血が出るかどうかを確認します。出血がある場合は、まだ内部に炎症が残っているサインです。
3. 歯のグラつき(動揺度)
歯を押して、グラつきが治まっているかチェックします。
4. 磨き残し(プラーク)の割合
毎日のセルフケアでどれくらい汚れが落とせているかを確認します。
なぜ掃除が終わったのに「再度の検査」が必要なの?
「せっかくお掃除が終わったんだから、もう終わりでいいのでは?」と感じるかもしれません。しかし、この検査にはとても重要な役割があります。
1. 治療で歯ぐきがどれくらい改善したか確かめるため
歯石を取った後、歯ぐきの引き締まりや炎症の鎮まりには少し時間がかかります。SRPから少し期間を空けて検査することで、「治療の成果がしっかり出ているか」を正確に判定できます。
2. 次のステップを決めるため
検査の結果によって、今後の治療方針が分かれます。
良好な場合(ポケットが浅くなり、出血もない)
治癒・維持期と判断し、定期的なメンテナンス(予防通院)へ移行します。
まだ炎症や深いポケットが残っている場合
もう一度その部分だけ掃除をし直したり、場合によっては「歯周外科治療(小手術で奥の歯石をとる)」などのステップを検討します。
まとめ:検査は「お口のゴール」を決める大切なステップ!
SRP後のP精密検査は、治療が成功したかを確認し、「健康な歯ぐきを取り戻せたか」を判定する大切なチェックポイントです。
歯周病は再発しやすい病気ですので、検査でしっかり状態を把握し、毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスでお口の健康を守っていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
