続編
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浜松市中央区の歯医者「高倉歯科医院」にて事務を担当しております、高倉です。
映画にしろ、漫画にしろ、アニメにしろ、前作の完成度が高ければ高いほど、次回作や続編のクオリティには、ある程度の期待がかかるものだと思います。
JOKERの続編の発表の際には、レディー・ガガも配役がされているということもあり、まさにそれに該当する期待感が少なからずあったと思います。
しかし、公開されて蓋をあけてみると、冗長にすぎる法廷シーンの連続や、突然歌い出すミュージカル調の強いジョーカーとハーレイ、更にラストのシーンが「なんでそうなった」といえるもの(『ダークナイト』に登場するジョーカーの発言から恐らくはこういう背景だろうという推察は可能ではある)で、余程理解がないと前作が前作だけに受け入れがたいものがあったと思います。
ストーリーや演出的なアレコレはありますが、ホアキン・フェニックスに関しましては、確かな演技力で前作とはまた違った角度での見応えがあり、一挙手一投足に目が離せなかったです。
今作は、「アーサー」と「ジョーカー」の色合いが強すぎて、タイトルにある「フォリ・ア・ドゥ(二人狂い)」がジョーカーとハーレイ・クインとの二人狂いが基の共犯的関係というよりかは、アーサーに内包するジョーカーの凶悪性を扇動し、それに同行するハーレイという関係性を強く感じてしまい、中盤から終盤にかけては「ジョーカー」の物語としてではなく、「アーサー」の物語感を強く感じてしまいました。(それが、「ダークナイト」へと続く新たなジョーカーの登場を予想させるものではあるのですが…)
諸々の理由が重なり、評価が賛否で分かれるところではあったというのは、挑戦的な試みをする監督においては、ある意味思惑の中のものだったかもしれませんが、題材がアメコミ界の有名ヴィランだけに、受け入れがたいものだったのでしょうね。(大事なことなので二度言いました)
話は逸れますが、毎度映画をみるとパンフレットを買うのですが、個人的には今作は本編よりもパンフレット記載のジョーカーの階段の項目が一番熱かったですね。
では、また。