浜松市中央区の歯医者「高倉歯科医院」にて事務を担当しております、高倉です。
以前の僕の回では映画の話が中心となりましたが、今回は映画鑑賞以上に好きな漫画の話をさせて頂きます。
ちょっと前に小説やアニメ、ドラマなどとは違う漫画の魅力について改めて考えた機会があったのですが、色々と考えた結果、やはり自分は少年・青年期を経て、所謂オッサンとなった今でも尚漫画が好きなのだなぁと実感し、全くもって明後日の方向に結論が着地したものです。
その魅力を敢えて言語化するのならば、①日常からは離れた非日常体験を漫画を通して空想でき、また②自分の今までの生活では丸っきり接点のなかった世界への入り口として、比較的低いハードルを跨いで覗くことができて、更に③描写間での欠落している連続性を脳内で補完することで、空想の幅に余地がある、などが個人的な意見です。
もう少し月並みなことを言うなら、絵がかっこいいからだとか、色がきれいだとか、登場人物の台詞に心打つものがあるだとか、は勿論ありますけれども……。
さて、前置きが長くなりましたが、先にあげた魅力②の自分の生活では接点がなかったけれども、新たな世界に触れることが出来たと作品として、特に「スポーツ」に絞って、今回は自分のもっている漫画から2つ紹介したいと思います。
1.ボールルームへようこそ(社交ダンス)
2017年にはアニメ化もされた作品です。(僕自身はまだアニメは未視聴ですが)
ひょろっとしていて明らかにひ弱そうな多々良という少年が社交ダンスを通じて成長をしていく物語なのですが、若い世代にはあまりピンと来ない題材だと思います。(30代以上の方は、ウッチャンナンチャンの芸能人社交ダンス部等でまだ比較的イメージしやすいかもしれませんが)
イメージとしては、成人の男女が優雅に踊っている、それほどハードワークではない、なんてものかと思いますが、読み進めていくとどうやらそうでもないと思わされます。
「優雅さ」「スマートさ」「美しさ」の裏には、それを裏打ちするだけの鍛練があるのが分かり、僕個人としてはこの漫画を通じて、社交ダンスのイメージがガラリとかわりました。
作者さんの体調がすぐれなかったようで、暫く連載がストップしていた期間もありますが、絵もキレイで読みやすいこともあり、待ってでも読む価値はある作品だと思います。
2.GIANT KILLING(サッカー)
2010年頃にアニメ化した作品です(こちらは視聴済みです、二周はしました)
扱っている題材はサッカーであるため、一見するとありきたりな様に感じますが、普通のサッカー漫画とは視点が異なります。
主人公は「達海孟」という弱小サッカーチームの監督であり(物語の当初は監督になるところから始まります)、その監督の戦術の体現者(プレーヤー)としてもう一人の主人公の「椿大介」がいます。
監督が主人公ですので、サッカーの戦術や戦略面が話のベースであったり、監督越しに更には経営面や広報活動なんかも知ることができて、サッカーという競技の面白さを多角的に捉えることができます。
「大物食い」というタイトルではありますが、物語の当初はチームの改革のために、敗けに敗けを重ね続ける非常に珍しい構造の漫画であり、そのため中盤以降の勝ち星をとっていく描写に爽快感があります。
現在56巻まで出ておりますので、これから迎える正月の時期に、特番のテレビを視るのに飽きた頃に読むのに是非オススメの作品だと思います。
いかがでしたでしょうか、文章量等の関係で今回は泣く泣く割愛した作品もありますが、今後はちょこちょこと紹介できればと思います。
末尾となりましたが、今年は本当に色々と大変な一年で、皆様それぞれ大変なこともあったと思いますが、来る年が皆様にとって良いものであることを切に願っております。
よい年をお過ごしください。では、また。