こんにちは浜松市中央区の歯医者「高倉歯科医院」の歯科医師の高倉です。
先月ですが、5D SPISの勉強会に参加してきました(*^^*)
講演は太田英和先生による(大臼歯部の抜歯即時埋入)と大杉和輝による(保存と再建を目指した歯周病治療の実践)というテーマでした。
抜歯即時埋入とはインプラント治療で行なう技法ですが、保存不可能な歯を抜歯した同日にインプラントを埋入するという方法です。
前歯などのインプラント治療では抜歯した後は骨の性質上、急激に骨が無くなってしまい、最終的なインプラントを入れた際に長い歯になることがあるので用いる事が多いですが、
臼歯で抜歯即時埋入を行なうことによって治療期間の短縮と外科処置を複数回しなくていいメリットがあります。
ただし、深い所にインプラントを入れてしまうリスクや、インプラントの上に入れる被せ物が長くなってしまい、被せ物の形態によって清掃不良になるリスク、病原体が多い時にくっつかないリスク、骨の形態によって難しいリスクなどがあります。
行える症例は限られてきますが、患者さんの負担は軽減するのでとても勉強になりました。
大杉先生の全顎的な治療を行なった症例を講演してくれました。
歯周病治療、矯正治療、再生療法など様々な技術を用いた治療と術前と術後の細かい情報を伝えてくれたのでとても分かりやすく、勉強になりました(  ̄▽ ̄)スゲェェェ

悪化してしまった歯周病の治療は時間がとてもかかりますし、外科的な処置を用いないと改善しないケースが多いですが、根気強い歯周病治療と丁寧な外科処置の症例を見れたので感動しました(*^^*)
SPISの勉強会は講演の後の質疑応答が多く、勉強になります^^
2ヶ月に1度のSPISの勉強会は今回で3回目の参加になりますが、4月からも継続して参加していきたいと思います。