こんにちは!浜松市中央区の歯医者「高倉歯科医院」の歯科医師の高倉です。
先日、大学時代の部活のOB会と顎関節症についての講演会に参加してきました!
講師の先生は明海大学歯学部のクラウンブリッジ補綴学の教授の藤澤先生でした。
顎関節症についての藤澤先生の今までの研究結果や症例を踏まえて講演をしてくださいました。
顎関節症は昔から咬合が第一の原因と言われていましたが、近年では全身的な要因や環境の要因が原因として大きな割合を占めているのでは無いかと言われてきています。
私自身も生活習慣や歯の日中の接触癖が大きな原因の1つと考えていますが、不正咬合や早期接触などによる咬合が顎関節症の原因の主だと考えています。
なぜなら、顎関節症の患者の多くが不正咬合の方が多いからです(^_^;)
歯科の世界では治療や論文ではエビデンス(科学的根拠)が重要視されています。
治療などは実際に治療した後の予後をみていったり、マウスなどで虫歯の進行などは確認できるのですが、顎関節症は症状が出た後に原因を探るため、原因のエビデンスレベルが低くなりやすいです、、
藤澤先生は学生に協力してもらい、症状が無い学生からデータを取っていき10年間研究を進めていました。
しかし、エビデンスレベルを最高のものにするには10年間での研究では少ないようでした、、
研究は途方もないなと感じました(´;ω;`)
藤澤先生も顎関節症には咬合は大きな原因だと考えているようでした。
とても勉強になりました(*^^*)
また、藤澤先生は部活の顧問もしてくれていた恩師です。私が部活の主将をしている際には多くの迷惑をかけ、大変お世話になりました。
今年で退官ということで、お礼を伝えるためにOB会と講演会に参加してきましたが、とても勉強になりましたし、楽しい時間を過ごすことができました( ; ; )
先輩の先生からも治療や材料に関して新しい情報や知識も教えて貰えたので、自分でも調べて取り入れていきたいです。
では、また!