浜松市中央区の歯医者「高倉歯科医院」にて事務を担当しております、高倉です。
2021年5月20日、そろそろ次のブログの記事でも考えようかな、と思い始めていた頃に、衝撃的なニュースが飛び込んできました。
それは『ベルセルク』の作者である三浦健太郎氏が去る5月6日に亡くなられたというものでした。
『ベルセルク』は1989年の連載から30年以上に渡って連載が続いたダーク・ファンタジー物の作品です。
多くの本作のファンが、完結を気にしていたと思いますが、僕もその一人でした。
物語の性質的なものもあり、読み始めた時期はだいぶ遅かったのですが、壮大な物語が、精緻な描写・作画で繰り広げられていて、もっと早くに出会いたかったと思わせてくれる作品でした。
最近では、エヴァンゲリオンが完結してしまい、興奮、感動、安堵感、そして、虚無感や切なさがない交ぜになった感情を覚えた矢先のことでしたから、尚、衝撃的でした。
そして、三浦先生が亡くなられた訃報を目にした時、多くの漫画愛好家と同様に、僕も『HUNTER×HUNTER』の作者である冨樫先生の健康状態が心配になりました。
『HUNTER×HUNTER』にいたっては、まさに青春ど真ん中で、読み返す度に自分自身の多くの記憶と対面できるそんな作品です。
未完だとしても名作は名作です、とはいえ結末が見たいのは、ファンとしては当然の感覚だと思います。
漫画家先生は、まさに命を削って作品を産み出してくれる方々なので、全身に不調が出るという話はよく耳にします。
ファンはちゃんと待てますから、お身体を労って、無理をせずに、その先の物語を見せてくれたらと思うものです。
とりあえず、僕は『ベルセルク』を一度すべて読み返し、本棚に入れるときは同じく未完の作品である『レイン』の横に置こうかなと思っています。