こんにちは。浜松市中央区の歯医者「高倉歯科医院」の歯科医師の高倉です。
先日、松風歯科クラブ臨床講座と浜松市歯科医師会が共催した講演会を聞いてきました。
テーマは最新病因論(なぜう蝕と歯周病は起こるのか)でした。
虫歯を治したのに定期的に虫歯になってしまう。
歯周病のクリーニングをしてもらったのに歯周病が進行してしまう。
経験がある方も多いと思います╮(´-ω-`)╭
理由は虫歯の菌や歯周病の菌を口の中から完全に排除することができないためです。
口の中は滅菌と言われる菌を0にする行為が出来ないです(._.”Ⅱ)
また、殺菌にも限界があり、基本的には除菌、消毒レベルしかできません。
口の中を121℃にする行為や殺菌力の強い薬を使うと口の中の歯茎や歯が壊されてしまうのでできないからです。
歯医者さんで定期検診が必要だったり、定期的なクリーニングをする理由は、例えば歯周病が悪化しやすい細菌の層を破壊したり、虫歯の早期発見で進行を抑制するサポートができるためです(*^^*)
普段皆さんが使う歯磨き粉にもフッ素が含有されていますが、濃度が弱いです。
歯科医院で用いるフッ素は濃度がとても強いため歯の表層のエナメル質の強化を素早くおこなったり、初期的な虫歯の再石灰化を促すことができます!
歯を削ったり、骨が下がってからでは回復しないことが多いです。定期的な検診やクリーニング、予防でお口の健康を長く保っていきましょう!!