
講演会に参加してき…
こんにちは。浜松市中央区の歯医者「高倉歯科医院」の歯科医師の高倉です。
先日、5d Youngの特別企画講演会に参加してきました。
講師の先生はGustavo Giordani先生(グスタボ・ジョルダーニ先生)で歯周外科とインプラントを専門としているブラジルの方でした。日本初来日ということで興味があったため行ってきました(*^^*)

講演会では前歯での抜歯即時のインプラントと、審美を考慮した歯肉内の結合組織移植についての話を中心に症例や動画を含めて講演してくれました。
スマイルクラウドというAIソフトを使い、顔貌の写真から、その日に術前と術後の画像や動きを再現して必要な処置を説明していく方法をやっていました。


患者さんのモチベーションも上がりますし、とてもいい方法だと思いました。
模型だけではなくて顔の動きなどがあると予後がしっかり把握できるのでAIはすごいなと感じました(  ̄▽ ̄)スゲェェェ
また、上顎の内側の歯肉の内部にある結合組織を他の部位に移植する結合組織移植は、通常は歯肉の内側だけメスで切って採取する方法か、外側の歯肉ごと採取して口腔外で表面の歯肉を削り取る方法が一般的ですが、口腔内で歯を削る器具を使って表面を一層削ってから内側を採取する方法も教えて貰いました。

とても簡易的な方法ですし、麻酔の量などで確実に表面の硬い歯肉を削ることができるので参考になりました(*^^*)
前歯のインプラント処置を行なう際には骨のボリュームが減るため抜歯即時インプラントを行なうのですが、それでも骨のボリュームや歯肉のボリュームは下がりやすいです。
そのためインプラントを埋入する際に同時に結合組織を移植することがありますが、再現性を高くする方法を何症例も見せて貰えたので、すぐに臨床で使えそうな技術が学べました(*^^*)



上の前歯は歯のカーブが少し異なるだけでも違和感が出ますし、歯肉のボリュームが少し異なるだけでも違和感がでます。より自然に見せるには様々な技術がありますが、今後も色々な知識や技術を学んでいこうと思います。
また、見たこともない矯正治療の方法も見ました。歯を中に押し込むのはとても難しいのですが、上顎に器具をスクリューで固定して牽引する方法をしていましたΣ(゚д゚;)


ワイヤーのみでの矯正治療よりも強い力をかけることが可能になります。歯を中に押し込む圧下は動かせる範囲が決まっていますが、こちらの装置を使うことでさらに動かすことが可能となっていました。
こちらの治療は今後真似することは出来ないですが、、歯科の治療の進化を感じることが出来ました(*^^*)
今回の講演会は多くの先生が参加していて、同じ大学の知り合いの先生や、元職場の先生、同じ勉強会に参加している先生、浜松の先生とも一緒に講演を聞きました(*^^*)

また面白そうな講演会や勉強会があれば積極的に参加していこうと思います( *˙ω˙*)و グッ!